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京都は仏教文化の都でもあり、市内の至る所に大小さまざまな各宗派の寺院が存在しています。
こうした多数の寺院と各家庭の需要に応えながら京仏壇・京仏具は発展してきました。
仏具の歴史は、6世紀の仏教伝来とともに始まります。
以後、仏教の普及とともに、各宗派それぞれに異なった様式で仏具も分化していき、家の中に一寺院そのまま組み込む形式をとるようになったのが、各家庭における仏壇です。
京都における仏具は、8世紀ごろその製作が始められたと推定され、11世紀初頭に仏師定朝が七条に「仏所」を設け、仏工を集めたのが本格的な仏具の歴史の始まりと考えられます。
江戸時代の初めになると、宗門改め制度に伴い、各家庭に仏壇を安置するようになりましたが、これにより各家庭における仏壇の需要が増加し、生産も本格化していきました。
現在に至るまで、京都は仏壇・仏具の一大産地でありましたが、それは単に生産量の面だけではなく、優れた技術及び品質が備わっているということが大きな特徴です。
宗派によって仏具の様式もさまざまなことから、大量生産が困難で、また、木工・金工・漆工などあらゆる技術を駆使した総合工芸品であることからも、その生産は細かい分業にもとづく四十余職種もの専門的な手仕事が中心となっています。
これらの条件が重なり、より品質の高いものへと発展していきました。
ところで仏具は、仏教に用いるあらゆるものを意味し、主なものをあげても、仏像、宮殿、厨子、香炉、梵鐘、燭台と何百にも及び、これらの寺院用仏具も、仏壇とともに伝統的な手づくりによって作られています。
現在、京都において約70%が寺院用、約30%が家庭用として製作され、また全国の寺院用仏具の多くが京都で作られています。